真夜中でも若い女性が一人で街中を歩けたのは、一昔前のことです。今や犯罪のニュースを聞かない日はまれです。日本がおだやかで平和な国だったのは過去のことになりつつあります。
犯罪件数が激増した結果、犯人がつかまる割合(犯罪検挙率)は20.8パーセント(平成14年度)にまで落ち込んでいます。たとえば、5件の犯罪があったとすると、そのうちの4件は犯人がつかまらないのです。
最近特に目立つのは、凶悪犯罪・少年犯罪・来日外国人による犯罪・ハイテク犯罪などです。
空き巣やひったくりといった身近な犯罪も、新しい手口が次々と現れています。それに対抗して、住宅の防犯対策や自動車の盗難対策・車上荒らし対策も次々と進化してきました。しかし完璧な防犯対策というのはありません。
振り込め詐欺は被害が出るたびにマスコミで頻繁に警告されていますが、なかなか件数は減りません。電話でだまされる人だけでなく、郵便やメールでだまされる人々もいます。銀行のATM窓口は一度に大金を振り込めないようなシステムになってきましたが、その代わりに窓口から大金を振り込むことはできるので、完全な防止策にはなりません。
カードを盗まれた場合などでは静脈認証などの生態認証がある程度有効ですが、これでは振り込め詐欺には役に立ちません。
最近ではインターネットに関連した犯罪も増えてきました。出会い系サイトは性犯罪や恐喝などの温床です。サイトやメールを利用した架空請求や不当請求、重要な個人情報の漏洩、オークション詐欺などは急速に増加しています。
暴力的な犯罪は犯人が拳銃などの凶器を隠し持っていることも多く、護身術を知っている程度ではとても危険を回避できません。
このような犯罪を防ぐためには、地域住民の防犯対策が効果的ですが、それ以前に、個人個人が防犯の意識を持つことが重要です。 防犯情報も知っておけば、いざという時の役に立ちます。